枝野経済産業大臣は、「大飯原発3号機、4号機の安全性の確保を確認した。運転再開には必要性が存在すると判断した」と述べた。
私はあまり怒らない人間だ。相当ひどいことでも気にならない。
でもこれはひどい。あまりにひどすぎる。
想定外のことは必ず起きる。
だから「想定外」と言う言葉が存在するわけだ。
原発は、事故を起こさなくても、
稼動するだけでどんどん地球を壊して行く。
核のゴミの処理方法すら見つかっていないのだ。
恐ろしいゴミが溜まり続けてきたし、溜まり続けていく。
もしさらに事故を起こしたら、
愛する人の命と、生活と、人生とに
取り返しのつかないダメージを与える。
今度こそもう終わりかもしれない。
責任を取れる人などいない。
この動きを容認しては絶対にいけない。
日本政府と電力会社、そして原発推進の専門家たちは、
長年上記の政府の見解と同じことを言って、
この狭い地震国に54基もの原発を作り続けてきた。
そして福島の事故が起きた。
未だに多くの方が耐えがたい苦しみの中で過ごしておられる。
その涙も乾かないうちに、
その教訓を生かすことも無く、
地震がさらに頻発するようになった今、
何を以って「安全性の確保を確認」したのか、
「必要性が存在すると判断した」のか。
怒りとともに、耐え難い悲しみが襲ってくる。
でもそんなことを言っている場合ではない。
私は何をしたらいいのだろうか。