矢島美枝子(やじま みえこ)

NPOファミリーカウンセリングサービス認定
心理カウンセラー、 家族関係心理士

NPOファミリーカウンセリングサービス会員
知的障害者施設長、児童館長、生活保護・高齢者ケースワーカ、等
福祉関係の仕事を多く経験しています。

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感動する心(人との出会い~ものの見方が変わるとき)

私が施設長をしていたある年に、養護高等学校を卒業した筋ジスの男子が入所ました。とても小さくて、私でさえ軽く両腕で抱き上げることが出来ました。彼氏の居場所は車イスかマットの上でした。言葉はなく視力もほとんどなく、物の形をとらえることはできないようでした。彼氏は音と外が好きでした。

私は彼氏に多くの喜びを味わって欲しくて、笑顔を見たくて時々近所を散歩(車イス)しました。「空が青いよ。雲が白いよ。花が咲いているよ。」声をかけながらゆっくりと車イスを進めていると、彼氏は光の中で顔の上に手をかざし、動かし満面の笑みをして、光と影の感覚を全身で楽しんでいるようでした。風の音も聞こえたでしょう。

私はそのとき、見慣れた住宅街の風景が、キラキラ輝きだし動いたのを感じました。彼氏の喜びが私の心に伝わり、共鳴したのでしょうか。すばらしい驚きでした。

人との出会いで、見えなかったものが、また一つ見えるようになりました。そして人と出会うためにカウンセラーになりました。

私のカウンセリングの心構え

具体的な方法で早期解決のお手伝いをし、自分らしく生き生きとした人生を少しでも長く過ごしていただきたいとおもっています。そのために一期一会の気持ちでカウンセリングをしています。傾聴受容しながら、今この場にどの材料をどのように料理したら心も身体もおいしいと思って食べていただけるだろうかと考えています。疲れた心に盛りだくさんの料理は、豪華と思うだけで食欲はでないでしょうね。

一人で悩まないで、自分に人生に感動してください。喜びは近くにあります。お力になります。

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