学生時代に2,3回経験したときからどのくらい経ったか数えたら、数十年でした。
娘とデモに参加してきました。「原発をやめてください」というデモです。
高円寺駅の近くの公園に2時集合。1時頃着いたときはそれほどの人数でもなく、「なんだか寂しいね」なんて言ってたのですが、だんだん数が増え始め、満員電車ほどではないけれど、小柄な私には周りの人しか見えないくらいの人出になりました。
ステージではライブの演奏やトークがあり、時折大きな拍手が湧いていましたが、私の位置だとあまり聞こえず、かといって移動するのも難しく、周りをちらちら眺めていました。
昔のデモと違って、今のは明るい雰囲気です。全く普通の格好の人がほとんどですが、カラフルな和服の人もいれば、動物の着ぐるみの人もいれば、それぞれが思い思いに趣向を凝らしていました。私も折角のデモだから(って変?)買ったばかりのきれいな色のワンピースを着ていきましたよ。
持っているプラカードもなかなか面白かったです。自分の周りしか見えませんでしたが、
「大地震国日本に原発は無理」
正しいとか間違ってるじゃなく、「無理」という表現がいいですね。
「原発さようなライオン」
って、これはあの「〇〇うさぎ」のもじりですよね。可愛いイラスト入りで、これもよかった。
「今まで無関心でごめんなさい」
中でも私の心に一番響いたのがこれでした。20代初めくらいの可愛いお嬢さんが首からそのプラカードを下げていて、私は思わず「これ、とってもいいですね」と話しかけました。どんなに危険かを教えられていなかったんですから、無関心で当たり前。ちっとも彼女が悪いわけじゃないのに、素直にそう思って文字にした彼女の謙虚さと勇気が素敵です。
嬉しい予想外は、男性がとても多かったこと。今まで環境、平和、健康、という分野は女性が多く、「どうしたらこの壁は越えられるのだろう」とまで思ったことがありましたけれど、こと原発に関しては、特に今回のことがあったためか、各年齢層の男性がびっくりするほど沢山参加していました。これは今後のエネルギー政策に大きな影響を持つと思います。
帰宅してネットを見ると、早速「原発に反対するなら代替案をしめすべき」というご意見がありましたので、次回はいよいよ太陽光発電のことを書きたいと思います。