昨日であれから1年が経ちました。
東京に住む私でさえ、あの日を境に世界が変わってしまったような気がする毎日でしたので、
直接被災された方々のお気持ち、お悲しみは如何ばかりかと、想像を絶します。
ですから、昨日一日、「この大事な日に何か書きたい、でも何も書けない」そんな状態でした。
つい最近、「生と死を考えるセミナー」(~東日本大震災とグリーフケア~)に参加しました。
たくさんの学びがありました。
中でも、たびたび現地にいらっしゃり、被災者の方に寄り添ってこられた高木慶子シスターの感じられた
「現地と東京など他の地域の間にあるギャップ」は、これから日本中で取り組む課題だと感じました。
「時が解決してくれる」にしても、1年はあまりに短すぎるのです。
被災された方たちにとっては、多分「一瞬」のようだったはずです。
最初の衝撃期を過ぎ、実感が戻ってきてからのこの後こそ、いよいよサポートが必要です。
やっと作った笑顔の裏にどれだけの悲しみがあるのか、
必死の頑張りの裏にどれだけの辛さがあるのか、、、
また高木先生は「人智を超えた大いなる何かへの信仰心が悲嘆を乗り越える力になる。
それは決してキリスト教の神である必要は無く、観音様でも、太陽でもいいんですよ」とお話くださり、私は嬉しくて思わず大きく頷いていました。
何でもいい、苦しんでいる方たちが少しでも楽になって、生きていく希望を見つけてくだされば、、、 ただただ、ただひたすらそう願い、そう祈ります。
(私が辛い思いでいたとき、ずっと温かく支えてくださった皆様に、改めて心より感謝の気持ちをお伝えします。)