大切な人や物を喪失した悲しみは、人の心に大きな傷を作ります。
その傷を抱えながらYさんが書いたこの絵と言葉。
「強い」とか、「偉い」とか、「すごい」ではなく、
もう、一刻一刻をなんとか生き延びていらした必死さを感じます。
この喪失の悲しみを抱えてる方は、被災地の方だけではありません。
人は、全員いつかこの世ではお別れすることになっています。
誰の命にも限りがあり、それは
愛する人と一緒に過ごせる時間にも限りがあるということ。
だからこそ、「みんなで一緒に笑顔で、もっともっと生きようね」
と心の底から思います。
最近ある青年のお母様が亡くなられました。
彼の心の痛みは想像を絶します。
ただ、彼が「いつの日か母にまた会うときに、胸を張って会えるように
生きていきたい」と言ってくれたことに、私が救われています。
私ももうすでに、たくさんの大切な人とお別れをしてきました。
でもまたいつかその人たちに会うときに、
「たくさんドジもしたけれど、一生懸命生きてきたよ」
と言えるように生きていたけたらいいなあ。。。
グリーフケア、そんな簡単にできることではありませんが、
少しでもなにか出来たら、と思いつつ暮らしています。