久しぶりのコラムです。4月に受けた人間ドックで肺がんが見つかり、5月に手術を受けました。幸い早期発見だったので、右肺の3分の1はとったものの、あっという間に退院し、今も元気に暮らせています。
今回の病気,入退院などを通じて,いろいろなことを感じることが出来ましたが、一番の感想は「生きてるっていいなあ!!!」ってことでした。永遠に続く命ではないからこそ,今生きている自分が嬉しいし,誰を見ても、「生まれてきておめでとう。今日も一日生きられてよかったね」と声を掛けたくなるほどです。「もっと○○じゃないとダメ。あの人みたいになれない自分はイヤ」なんて,勿体無さ過ぎる。
勝ち組、負け組みなんて、誰が言い出したの?生きてさえいれば、勝ち負けなんて関係ない。生まれてきて、今まで生きてきて、今日も生きている、多分ここしばらくは生きられそう、もう、それだけで充分すごいことです。毎日お祝いしてもいいくらい。
もともと私はそう思って毎日を生きてきたので,新しい気付きではなく、「やっぱりそうなんだ」という実感を深めることができました。
その上、家族,友人,知人から温かい励ましや心遣いを受けて、心より「有り難いなあ」と感激至極。なんてみんな優しいのでしょう。自分の力というより、周りの人たちの力を頂いて、元気になった気がします。
こう考えてみると,今回の病気体験、悪くない,どころか,なかなかいいものでした。
だから皆さん,くれぐれも健康診断はしっかり受けましょうね