中学生は精神的に悩みが多い時期で子育ては難しい!中学生の子育てを解説

いつの時代でも、親にとって重要な課題であり、避けられない責任がある「子育て」は、親にとって永遠の悩みでもあります。中学生は、思春期のど真ん中で、ナイーブでデリケートな時期です。小学生の頃は、親にべったりの時期もありますが、中学生になると急によそよそしくなってきます。親のほうもどのように接すればよいか悩みがちです。本記事で中学生の子育ての悩みや、おすすめの対応方法をご紹介します。

1.中学生はデリケートな時期

中学生の子育ては、悩みが多い時期です。成長段階では思春期にあたり、中学生前半までを思春期前期、それ以後を思春期後期と呼ぶことがあります。同時に、個人差が顕著に表れる時期でもあり、実際には個々の家庭で状況は異なりますが、親は同じように子育てに悩むのです。

1-1.一人の大人として確立する時期

思春期の中学生は、親をはじめ周囲の影響を受けながら一人の大人となるように、自分自身の自我を確立する時期です。男子中学生は、「口数が少なくなる」「家族からの干渉を嫌がる」などが特徴です。男子も女子も、親の問いかけを無視するようになり、部屋に引きこもってしまうこともあります。中学生の時期は、親とのコミュニケーションが不足がちになり、学校からの連絡事項など、必要な情報まで得られなくなることもあります。

1-2.困ったときには頼られるスタンスを取る

思春期真っただ中の中学生は、ハッキリとした理由がわからないまま、なぜかイライラしたり、なぜか怒りをおぼえたりすることがあります。このような中学生の変化は、人が成長する過程において必要不可欠な時期なので、避けて通れない面もあるのです。そんな背景を親は理解し、親自身が子どもに接する態度を変化させて子育てする必要があります。

必要以上に子どもとコミュニケーションをとることはありません。しかし、学校や部活の連絡事項などが正しく伝わるように、必要最小限のコミュニケーションが取れる環境は作っておきましょう。

1-3.本当に困ったときに頼られる環境を作る


中学生の時期に、親子の会話が少なくなるのはある程度やむを得ないことです。しかし、親は子どもの小さな変化に気づき、不安な精神状態であることを理解し、その原因となる情報を得る努力は必要です。また、日ごろは口数が少ない子どもでも、本当に困ったときに、子どもから相談できるような親である努力をしておきましょう。

2.中学生は仲間が大切

思春期の中学生は、周囲の影響を受けながら、一人の人間として自分を確立する大事な時期です。その過程で仲間集団が果たす役割は大きく、仲間の間で起きるトラブルは、大きな影響を与えます。親から自立したいという欲求が芽生えながら、一方で、親から離れることの不安も感じます。そんななかで、仲間と一緒に行動し、仲間として安心感を得ようとするのです。そのため、仲間関係のトラブルには敏感に反応します。

不登校になる中学生の理由として、友人同士間のトラブルが大きなウェイトを占めるのも、このような背景があるからです。親は子どもの交友関係については、深入りはよくありませんが、知っておくべき大事なポイントでしょう。本当に難しい子育てです

2-1.両価性(アンビバレンス)の時期

中学生など思春期の子どもの行動において、特徴の一つが両価性(アンビバレンス)です。両価性(りょうかせい)は両価感情、アンビバレンスともいわれます。ひとつの物事に対して、同時に二つの相反する感情をもつことです。ある人間や物事に対し、愛情と憎しみを同時に感じます。もともとは精神分析の用語であり、統合失調症の代表的な症状のひとつといわれるほど、中学生は複雑な精神状態に陥ることまであるのです。

2-2.中学生は複雑な過程を経て成長していく

中学生になると、矛盾した態度が現れることもよくあります。たとえば、些細なできごとで母親を罵ったり、壁や天井や床に八つ当たりしたりして大暴れていた子どもが、平気で夕食が美味しいとお腹いっぱい食べるなどが挙げられます。思春期の中学生は、親からの自立と親への依存、二つの対立する精神状態の間で揺れる時期となり、両価性が高まるのです。

中学生は、二つの対立する精神状態の中で揺れるのです。その揺れの範囲を、社会生活に支障がない範囲内で収められるように支援することが、中学生を取り巻く周囲の大人の役割で、大切な子育てです。

3.静かに注意深く常に見守る子育て

中学生は、紆余曲折しながら成長していく時期です。親をはじめ周囲の適切な対応によって、健康な自我同一性を獲得して、大人として社会へ出て行くことが可能なプロセスにいます。中学生の時期の子どもは、親の話を素直に聞こうとしないこともあります。これは、成長過程でやむを得ない面もありますが、親にとって大切なことは、それでも子どもを見守っていることです。そして、常に「あなたを見守っているよ」というサインを子どもにはっきりと伝え、子どももそれを受け止めているかどうか、確認しておきましょう。

4.まとめ

思春期真っ盛りの中学生の子育ては、デリケートな精神状態の時期だけに、難しい面が数多くあります。それでも、やさしく見守り、最後は子どもが親を頼りにできる親子環境を作っておきましょう。そのためには、注意深く子どものことを見守っていく必要があります。

「心の健康相談室」は、1999年に開室以来多くの方々から、さまざまなご相談を受け、一緒に問題解決に努めてまいりました。職場・仕事、子育てのほか、不登校・引きこもり・ニート・夫婦・人間関係・介護・うつに至るまでの実績がございます。心理カウンセラーが十分にお話を伺い、すぐに実行できる具体的な対応をご一緒に考えていきます。ご本人が来られない場合は、ご家族や周りの方との相談もできますので、何でもご自由にご相談下さい。必ず解決の糸口は見つかります。

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