★ サポート校、共育学園にて、親御さんを対象にセミナーを開きました。
タイトルはそのまま
「思春期の理解と対処
~ 男の子の育て方、女の子の育て方」
前回書いたように、男女には違いがあります。
それによって、育て方にも、違うところがあります。
男の子は、どんなに草食系と言われようと、
本質的に「カッコ良くありたい、強くありたい」と
心の奥で思っています。ですから
「頼もしいね、頼もしくなったね、頼りになるね、
かっこいい!背が伸びたね、力が強いね、
タフだね、大したもんだ、強くなったね」
こう言う言葉を掛けられたとき、
男のプライドが育ち、自信がつき、言われたように
頼もしく、頼りがい のある大人の男性に育っていきます。
そして、男の大先輩である父親に認められると、
さらにその自信が、ぐん育ちます。
女の子は、「女性は強くなった」と言われる時代になっても、心の奥では
「可愛いね、優しいね、綺麗だね、
スタイルがいいね、よく気がつくね、
思いやりがあるね、癒し系だね」
こう言う言葉を掛けられると、本来持っている女性のしなやかさ育ち、
女性としての自信を持ち、強さと優しさを身につけていくことができます。
女の子は、同性の大先輩である母親に認めて欲しい、と強く願っています。
さらに、男女とも
「頑張ったね、頑張ってるね、すごいねえ、信頼できる」と
今取り組んでいることを認め、
それに対して努力していることを認められることで、
意欲が芽生え、育ちます。
この「今取り組んでいること」というのは、
具体的な活動でなくても、結果が出ていなくても、(←ここ大事)
「進路のことで真剣に悩んでいる、
自分との葛藤で七転八倒している」なども含まれます。
親御さんや周りの大人が、
若者が懸命に生きていること自体を「よく頑張っている」と
心から認めてあげられれば、
その子達は、どんな状況の中でも
生き抜いていかれるでしょう。