あの日からまだ6年しか経っていません。
被害に遭われた方達の毎日は、どんなに大変だったことか。
そして、その痛みは今でも続いているはずです。
痛みを抱えながらも、前向きに歩んでいらっしゃるのだ、と思います。
私ども池袋オフィスも、ほんの短い期間ですが、
NPO「亘理いちごっこ」さんの活動をお手伝いしたことがあります。
「お話し聴き隊」のメンバー(この方達も被災者)が、
辛い思いを抱えた地域の人のお話を聴かせていただくのです。
私の個人的な事情で、このお手伝いを続けられなくなり、
本当に申し訳なく、今でも私の胸は痛み続けていますが、
そんな私に、地元の方がお手紙をくださいます。
「何も出来ませんが、お元気にしていらしてください」と。
地獄のような苦しみを味わった人たちの優しさは、本物です。
結局、助けていただいたのは、私のほうでした。
いつの日か、恩返しに伺いたいと思っています。