とりあえず「セーフ」

3年半前に2回目の肺がんになった私は、定期的に検査を受けています。

今日がその日でした。

 

なんだか大丈夫な気がしていて、あまり思いつめることもなくK病院へ。

結果は「セーーーフ」でした。  

 

 とりあえず、よかった!

 

「とりあえず」と思ってしまうのは、私がとても肺がんになりやすい体質で、

まさに、もう2回も肺がんをやっていて、次いつなっても不思議ではない、

と言う、あまり有り難くない見通しがあるから。

 

でも、がんになると、「命って限りがあるんだなあ」って思い知らされます。

悲しみも喜びも、永遠に続くわけじゃないのかもしれない、って。

 

だとすると、大事なのは今。

今、自分もあの人も生きてるって、すごいことだと思いませんか?

 

自分のことだけでなく、Aさんも生きててすごい、B君も生きててすごい、

Cちゃんも生きててありがとう、D先生もお元気で安心、と、とにかく

生きてればそれで充分、って気になってくるんです。

 

それだけに、天災人災で、まだ生きられたはずの命が、

まるで生木を裂かれるようにもぎ取られていったときは、

ショックが人一倍大きくて、苦しいくらい辛いです。

 

身内や親友をたくさん失っているので、

「一度なくした命は二度と元には戻らない」

と言うことが切実にわかっているからでしょうか。

 

でも、だからこそ、いつまでも亡くなった人のことを思い続けながら、

実際生きている自分の人生を大事にしたい、と日々思えるのかもしれません。

 

みなさまも、お一人お一人の命、限りある、

だからこそ他と比べようもなく大事な命を、

大切に大切に、日々をお過ごしくださいね。

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