高齢化が進んでいる今、介護者の方の必要性は高まるばかりです。
私自身は、弟が闘病していた時期、私の夫が亡くなてって母子家庭になってからの10年間、母の介護の間の２０年間、と振り返るといつもヘルパーさんやケアマネージャーさんのお世話になってきました。大げさではなく、その方たちの助けなくしては、私の人生は無かった、と言えるほどです。
ですから、3年前、足立区の社会福祉協議会から、このセミナーのお誘いがあったとき、介護者の方たちのお力になれることがあれば、少しは恩返しができるかもしれない、という思いも込めてお引き受けしました。一昨日、今年の1回目を行いました。
内容は「傾聴受容トレーニング」です。
「聴く」 ただただ心を相手に傾けて、ひたすら聴くことがなぜそんなに大切で、どんな効果があるかをお伝えし、少しですが実践練習もしていただきました。
参加者は皆さんとても熱心で、時々爆笑もののご意見や感想もあり、講師の私までが楽しめる3時間でした。
お年寄りだけでなく、ヘルパーさんの助けが必要な方は、何かしらの事情で辛い思いを抱えていらっしゃることが多いので、それに対応なさるヘルパーさん、ケアマネーじゃんさん達も、戸惑うことも多いかもしれません。いろいろな面で、とても大変なお仕事だと思います。
そのとき、「どんな思いもしっかり受け止められる聴き方」、「話す人と聴く人の両方を守る方法」を身につけていただければ、双方が楽な気持ちになって、介護者の方たちの負担も軽くなるはずです。
日々のカウンセリングとともに、こういう形でもどなたかのお役に立てれば嬉しいなあ、と思う毎日です。
